女性の社会進出と少子化、生殖医療etc・・・

  • 2012.10.29 Monday
  • 23:18
 カテゴリーに迷ったけど、広い意味で「社会開発」にカテゴリー分けしました。最近こんな本を読んだことと、少し前に2012年度のWEFのジェンダー格差レポートが発表されたこととと合わせて、日本社会についていろいろ考えさせられます。ケニアにいたときから家族、子育ての在り方、女性の社会進出の程度などは気になっていましたが・
・・・

ちなみに日本の総合ランク、135か国中101位。2年連続順位を下げたといいます
そして、途上国に分類される気になるケニアは、72位。(ケニアは教育と保健衛生は格差が大きいけど経済面は高い順位)
日本の場合は特に、教育や保健衛生については男女間格差は見られず高い順位ですが、経済面・政治面の格差が特に大きいようです。

話は戻って、この本「この国で産むということ」アマゾンの評判はあまりよくなかったのですが、私自身は知らなかったことも多く、読んでよかったです。今、妊娠中だから、子育てに関心があるから手に取ったわけですが、本当はこれは社会全体のことだし日本の将来のことを考えるべきだし、男女関わらずもっと関心を持っておくべきことですよね。

 日本の少子化は女性の社会進出と合わせて言われることが多いのですが、現実、女性労働力率の高い国のほうが出生率が高い。最近、卵子の老化などがマスコミで取り上げられることが多くなったけど、まだまだ不妊治療についての認知度が低い。日本の養子縁組制度の制限だとか、海外に出される日本人の養子が多いことであることとか。
 野田さんによる体験談と日本の政治における少子化対策の話と、産婦人科のお医者さんである根津さんによる生殖医療の流れや現状、そして日本において、性教育以前に「いのちの教育」がなされていないという問題提起。私自身まだまだ認識不足を感じ、日本人としてもっと現状を知らなければならないと思いました。

協力隊秋募集説明会に参加して・・・

  • 2012.10.16 Tuesday
  • 23:32
 先日も少し書きましたが、大阪・京都で行われた青年海外協力隊の秋募集説明会にOB隊員として4回参加してきました。少しでも応募を検討している方の参考になればと思い、お話ししました。私は帰国後、結局就職活動をしていないので、説得力はありませんが、やはり社会人の方は、帰国後への不安が大きいことが分かります。会社を辞める思い切りも必要ですしね。

 私はたまたま身の回りに協力隊に応募した人がいたこと、夫が協力隊に行っているので、家族の了承を得やすかった(ダメと言えない状況にしてしまっていた・・・)などありましたが、やはり家族はじめ、周囲から理解をもらうことなども大変だと思います。

 でも、たった2年間?、あっという間だったけど、本当に良い経験ができたと思っています。留学など海外経験もなかった私が、海外に目を向けるきっかけになりました。たくさんのことを学びました。また日本のことに目を向けることにもつながりました。そのまま会社で働いていても得られない経験、知り合えなかった人と出会えたと思います。

 逆にそのまま会社で働いていたらまた別の出会いもあったし仕事能力も上がったかもしれません。日本にいたらもっと情報や知識が得られていたのかもしれません。診断士としてのスタートももっと早くにしていたのかもしれません。

 結局一生終わるまでどういう選択が良かったのか分からないのでしょうが、少しでも面白そうなことを選択していきたいものです。そして自分の機会は自分で広げていくことができると思うのです。まあ、いまだにいろいろ迷っている私ですけどねえ。

話を戻して・・・今回、少しでも協力隊に参加するという選択肢を考えている方々の背中を押してあげることができたかな?と思っています。既婚者の方、30代後半の方、自分でNPOで活動されている方、もちろん進路の一つとして考えている学生etc・・・ホント幅の広い方に開かれている制度です。国際協力業界に入る導入としても、見識を広げるきっかけとしても、自分の人生を見直すきっかけにも。JICAのボランティア制度は「使って損はない制度」だと思うのです。

国際協力出前講座

  • 2012.09.29 Saturday
  • 23:43
 JICAの国内事業のひとつ「開発教育の支援」として「国際協力出前講座」というものがあります。

「開発途上国の現状を知り、国際協力の必要性を理解する機会を提供するため、青年海外協力隊のOB/OG・技術協力専門家・JICA職員などの国際協力の経験者が、学校・講演会場・JICA関西などで講演」(JICA関西HPより

今日は協力隊OBとして、初めて兵庫県にある私立の女子高に講師として行ってきました。7月に、大学でお話しさせていただく機会はあったのだけど、今回は高校生。普段高校生と接する機会はないし、100分の授業で興味を持ってもらえる話ができるのか、ドキドキ・・・・。準備しなきゃと思いつつも、写真の選択にも迷って、発表用の資料ができあがったのは前日夜中の2時。

・・・ケニアの、マチャコスの写真を見直すとやっぱり懐かしく思います。次はいつ行けるのかしら・・・ママたち、子供たち元気かなあとか。
そんなこともあり、ここのところ何日もこの講座準備をだらだらとしてしまいました。

土曜日は「総合的な学習の時間」であり、それぞれのクラスでちがったテーマを取り上げているそうです。8クラス中3クラスが、国際理解ということで、協力隊OB3名が呼ばれていました。私はそのうち2年1組40名。

私「ケニアについて、知っていることなんでもいいからあげてもらえる?」という質問には、
生徒「ワンガリ・マータイさん、木を植えた人」(→あーレベル高いわね!)
生徒「コーヒー」→その通り!
そのほか「チョコレート??」「砂漠」「・・・・・」(シーン)
私「今年オリンピック見ていなかった?」首を振る「マラソン選手知らない?」考え込む。
しばらく沈黙の後、一人の生徒が「分かった!ボルト!」・・・女の子たち、スポーツにあまり興味がないようでした。

いくつかの経験を話して、やっぱり道徳的?教科書的?になるけど「ミーハーにたくさんのことに興味を持ってやってみること」「相手の目線に立って行動してみること」の2つで、もっともらしく締めくくってしまいましたが・・・。

余った時間はスワヒリ語タイムと日本で手に入るケニア商品紹介。ジャンボ!とAsante!の意味は知っている生徒が多く、ほかにも知りたいって声があがったので、数や簡単な挨拶を教えました。
それから、リプトンのイエローラベル、茶葉はケニア製なのよ~あと明治のマカダミアナッツチョコのマカダミアも。少しでも身近な国に感じてもらえたらうれしいです。

ドキドキしていたけど、生徒たち、積極的にいろいろ話しかけてきてくれたし、緊張もほぐれて、私自身楽しめました。高校時代にこういった授業あるっていいですね~。私自身を振り返っても、高校時代アフリカなんて、国際協力なんて考えたことなかったしね。

またこんな機会があれば参加したいなと思います。

主食のウガリ(写真左)とギゼリ(写真右)
懐かしいわ~生徒たちは食べ物の写真にも興味津々。「マメきらい!!」「おいしそー」人それぞれ。

研修中・・・・

  • 2009.08.15 Saturday
  • 21:50
開発実務者講座in東京‏にやってきています。
国際協力の世界は全く初めての私ですが、丁寧な解説でとっても興味深く、ちょっとわくわくします。
不安も大きいですが、がんばろうって思います。

野田さんの書いた本ももう一度読み直して見ます。
開発って何?多く起こっている間違い、参加型開発の認識の間違い、主体的支援型の開発のあり方、事前計画の意味etcたくさんの指摘があり、興味深いです。

最低限ベーシックスキルとして語学は絶対必要、それから日本人の苦手なプレゼンテーション能力、レポートライティング能力もつけなければいけないというようなお話もあり、基本もまだまだの私です。

企業の中で同じようなこと、当てはまることも多いなあと感じました。

例えばPDCAサイクルを細かくまわし続けること、計画は起こりうる限りの想定をして常に見直しが必要なこと、つまり機会を少しでも多く持つこと、計画通りに進めることをよしとして、計画通りに進まないことをプロジェクトがうまく進んでないという風に認識してしまうことが大きな間違いとなっていることなどは、企業の中でも頻繁に起こっていることです。
意見と事実、原則の間違いもよくあることです。

逆に全く違うことも多くあります。
例えば、情報へのアクセス方法が全く違う、途上国ならではの手法が必要になってきます。

協力隊の2年間は私にとっては2年間ですが、現地の人にとっては関係ありません。
現地の人にとってはずっと生活は続くものです。その中で、現地の人の生活の中に、機会になる価値観を見せることができるような存在であればいいんだと思えました。
会社での経験も十分に活かせることを感じました。

まずはやっぱりベーシックスキルをつけることはコツコツがんばろうと思います。

開発教育セミナー

  • 2009.06.13 Saturday
  • 23:50
今日はJICA主催の開発教育セミナーに行ってきました。

青年海外協力隊に応募して、合格して、村落開発普及員として
派遣される予定にはなったものの、いろいろと勉強不足を感じて
結構自信なくなってきたり、不安になっていたりします・・・

で、今回のセミナーなのですが、
ワークショップ形式で進められます。
グループでディスカッションをして発表をしていくっていう繰り返し。

リーダーを決めて、ブレストして、ランキングをつくって、そして話し合って自分なりにもまた考える。
会社で受けたファシリテーター研修を思い出すような手法を使われていました。

内容はもちろん開発教育。

午前は100円ショップの話から私たちの周りのお買いもの環境を考えました。

午後は2グループに分かれて
「パーム油の話」と「セネガルの暮らしから平等を考える」
っていうようなテーマで進められました。
私は「セネガル〜」のほうへ参加したのですが、
日本とほかの土地との価値観の違いからくる感じ方、行動の違いを
気付かされました。

参加者はやはり学校の先生が多く、でも協力隊に関心がある方とか
国際関係を専攻している大学生とか、何と高校生もいて、いろんな人と交流でき
とても有意義な時間を過ごすことができました。

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