モニタリング最終日。ふと気づけば今日は京は宵山ですねえ。すっかり季節の感覚がなくなってしまっているこのごろです。KALAMAというマクエニ県に接した地域の訪問。山道で、幹線以外はやはり舗装されていません。でこぼこ道にも慣れたけど、座席から落ちそうに2回もなりました。座席はたくさん人が乗れるように横向きについているのです。車酔いする体質じゃなくて良かった・・・・今日は訪問したグループですべてご飯やソーダ、チャイが準備されていて、食べ物を断ることもできず、苦しかったです。チャイはまだいいのですが、炭酸の苦手な私は、ソーダ(こちらでは瓶のコカコーラ、ファンタ、スプライトがどこにでも手に入り、一般的な飲み物です)はうれしくありません。でも毎回出てくるし、残すのも申し訳ないし。
フィッシュポンドです。ケニアでは魚(ティラピア)の養殖が国の推奨であちこちで行われています。3ヶ月で大きくなる金の卵のようなものです。でも水の少ない地域のため、どこも水問題を抱えています。このグループは水ポンプの設置なども考えていて、今のところ大丈夫そうです。今回のGRANTSでは柵の金網と魚の餌を買ったようです。魚を食べないカンバ族が作る魚が本当に売れる物になるのかが疑問ですが、自分たちでも料理したり食べたりしてみるといっていました。ナイロビまで毎回売りに行くのだったら輸送費もばかにならないだろうし、地元での需要創出の方法を考えることもしているようで、かなりうまくいっていそうな感じです。
↓これは何でしょう???
そうBEEです。このグループは去年のGRANTSで巣箱などを買ったということです。
KALAMAには他にやっているところはないらしく、今のところ順調なようです。じゃあ、これ↓は何でしょう。
これは卵の孵化させるために温度キープをしている冷蔵庫を改造して作ったような装置です。冷蔵庫と違って、生暖かい温度に保たれています。いろいろと工夫して収入を向上させるために挑戦しているグループも多いことも感じました。農業省の実施しているプログラムとも関係があるようです。社会開発省が役に立っているのかどうかは逆に疑問です。ただ組合登録とお金を渡したり貸したりするだけで、実際にフォローアップのトレーニングなどはしていないし。
4つのグループ訪問が終わったときはすでに6時過ぎ。ちょっと暗くなってきました。でも本当に山と空がきれいなところです。どんな山奥でもこの4WDで移動しました。ドライバーさん、お疲れ様です。マチャコス着いたのは7時半近く。隣のマクエニ県から借りている車なので、良く使っているというマクエニ県のボランティアのことをドライバーさんは知っていました。うちの県には車、来ないだろうなあ。
だからそんなにフィールドに出れないだろうけど、このモニタリングは私にとって良い刺激になりましました。受付嬢?をしているおかげで、私のことを知っているママにも会えたし、早いサービスありがとうって言ってくれた人もいたし。それに事務所まで来るお客さんが本当に遠いところから来てるんだってことも実感しました。お客さんはたいてい銀行とセットでマチャコスまで出てきているから、少しでも早い処理が必要だとますます思いました。平気で「明日また来い」なんていう対応は信じられません。
今日の午前中は事務所で仕事してたけど、アンクル以外はみんなチャイを先に飲んでいて、お客さんいても新聞読んでるし・・・「JUNKO!飲まないの?」って言うから「KWANZANI KAZI!(まず仕事)」って言ったら「HAPANA,KWANZANI Chai!(NO!まずチャイを飲んでから)」とパトリシアに言い返された。アンクルはいつもKWANZANI CUSTOMER〈まずはお客さん)って言っているのに。リリアも昨日疲れたから今日は休憩とか言って、新聞から目を話そうともしない。お客さんいても見ないふりしてるし。今私が事務所の仕事してなかったら、手続き用紙とかの補充していないし。なくなってからプリントアウトするんじゃ、お客さんを待たせちゃうでしょ?ということも分からないみたい。
言葉もうまく話せずあまり役に立てなかったけど、モニタリングに参加させてくれたボスに感謝です。さて、来週はこの結果のレポート作成業務が待っています。職場のサービス改善も考えつつ次のアクションを考えて行きたいと思います。